院長紹介

DOCTOR

ご挨拶

GREETING

院長 長野 恭輔
 皆様ご存知のように、日本人の平均寿命は世界一位であります。これからも寿命は延びて、人生100年時代が到来するとのことです。しかし、長生きするだけでは幸福な人生とは言えず、今「健康寿命の延伸」の重要性が叫ばれています。出来るだけ寝たきりにならず、長く普通に楽しく生活できることこそが幸せな老後と言えるのではないでしょうか。
 私ども歯科医療の立場からお手伝いできることとして、可能な限りご自分の歯を失わずによく噛めて、何でも美味しく食べられることで十分に栄養がとれ、生活に必要な筋力が衰えずに体力を維持できることがあります。さらによく噛めることで脳の働きを活性化でき、ボケ防止につながることが知られています。しかし、もし歯が失われたとしても、私達歯科医はブリッジや義歯で食べる(咀嚼)機能、話す(発音)機能、見た目(審美性)を十分に回復してまいります。
 統計によりますと、日本人が歯を失う最大の原因は40代半ばまでは虫歯ですが、40代後半以降死ぬまでの期間では歯周病です。歯周病の主な原因は歯垢中の細菌であり、歯周病治療の一丁目一番地、基本は歯垢と歯石(歯垢が石灰化して固くなった物)を徹底的かつ繰り返し除去して、口腔内を常に清潔に保つことです。さらに、体内に侵入した歯周病原因菌による感染症である歯周病に対して効果のある抗生物質も適宜使用することで歯周病を治癒または安定した状態に導くことができます。
 また、歯周病が全身の健康をかなり色々と障害していることが明らかになってまいりました。心内膜炎や動脈硬化症をはじめとする心臓血管系の病気、誤嚥性肺炎は食片などの呼吸器への誤嚥が有名ですが歯周病原因菌を含む唾液を誤嚥することによっても起こっています。糖尿病では歯周病と相互に悪影響を及ぼしていて、歯周病の治療を行うことで血糖値などの血液検査の数値が改善する事もあります。内科医から歯周病の治療を依頼される機会も増えています。

 私は昭和62年より永年、船橋市上山町において歯周病の治療を基本に据えて、可能な限り歯を保存し、患者様がご自分の歯で長く良く噛めることを目標に掲げて、歯科治療を担当させていただきました。今後も引き続き、歯と歯周組織、口腔内のひいては全身の健康と健康長寿のお手伝いを一生懸命にさせていただきますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 

令和3年1月元旦
主な経歴 昭和29年 徳島県に生まれる
宮城県立仙台第一高等学校卒業
東京歯科大学卒業 歯科医籍登録
同大学院修了 歯科保存学第二講座(現歯周病講座)
       歯学博士 収得 
東京歯科大学水道橋病院 保存科 助手
昭和62年~  長野歯科医院 開設
平成02年~  日本歯周病学会 『歯周病専門医』収得
平成02~25年  東京歯科大学 非常勤講師
その他
活動履歴
船橋市立法典西小学校 校医
船橋市立法田中学校 校医
船橋歯科医師会学術担当理事
東京歯科大学父兄会副会長
東京歯科大学千葉県同窓会 船橋支部長
千葉県歯科医師連盟 船橋支部長
東京歯科大学歯周病学講座 周友会 監事
趣味 ゴルフ・カラオケ・ドライブ
 
 
▲ 趣味のドライブで行った河口湖大石公園からの富士山の眺め

東京歯科大学大学院学位記(左)
歯周病専門医認定証(右)
研究論文
日本歯科医師会生涯研修事業修了証